2017年4月、生命保険会社のための価格改定

生命保険各社は、2017年4月以降の新規契約者から順次、生命保険や医療保険など主力商品の保険料を全面改定する模様です。市場における低金利と平均寿命の延びを反映させるもので、2016年(本年度)から準備作業を始めていく方針です。全面改定の結果、契約者の年齢によって保険料が1割前後の増減となるなど、大規模な見直しになりそうです。

2017年4月以降の改定を考えますと、定期的に保険料を払い込み、死亡時にまとまった保険金を受け取れる「貯蓄型終身保険」は、若い世代ほど保険料増加の影響が大きいようです。これは、保険会社の立場で考えると「利益アップの要因」となり、保険契約者の立場で考えると「家計負担の増加」といった結果となります。

ある国内生命保険会社の場合、20~30歳代では最大10%程度の引き上げで、保険金1000万円の場合、年間で2万~3万円程度の保険料増加になるといった予測が立っています。

一方、掛け捨て型の定期保険では、病死する確率が下がっている50~60歳代への影響が大きく、保険料が5~10%弱引き下げられ、保険金2000万円の場合、年間で最大1万5000円前後の引き下げとなる可能性もあるようです。こちらに関しましても、保険会社の立場で考えると「利益アップの要因」となります。保険契約者の立場で考えると、無事生存していた場合には1円たりとも保険金は支払われず、すべて保険会社の儲けになる仕組みです。

医療保険においては、中高年世代は医療費がかさむため、長寿化を反映させることで数%の引き上げとなるようです。どの改定を見ても保険契約者に得なものはなく、生命保険会社のための価格改定と言っても過言ではありません。価格改定、みんなでやれば怖くないといった雰囲気に憤りを感じるのは私だけでしょうか?

生命保険料、全面改定へ…年齢で1割前後増減も

 生命保険各社は、2017年4月以降の新規契約者から順次、生命保険や医療保険など主力商品の保険料を全面改定する。

 低金利と平均寿命の延びを反映させるもので、16年から準備作業を始める。契約者の年齢によっては保険料が1割前後の増減となるなど、大規模な見直しになりそうだ。

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