顧客無視の自動車保険販売。ビッグモーター社と保険会社社員が主導。

ビッグモーター社の店長間で行われていた自動車保険の販売実績をめぐる事実上の「罰金制度」が社長の強いリーダーシップの下に行われていた可能性が高いことがわかりました。
「罰金制度」は収益性の高い保険手数料を獲得するためのもので、ランキング表を作成していた保険部の幹部が大手損害保険会社の出向社員だったことも判明しました。

本来、大手損害保険会社からの出向社員は適切な教育・管理・指導をしなくてはならない立場と言えます。
その機能が働かず、不適切な「罰金制度」を見過ごしていたことは問題なのではないでしょうか。

損害保険会社は代理店が契約で成果を挙げてくれれば、それで多少のことには目を瞑ってしまう傾向があるのかもしれません。
今はコンプライアンスが非常に厳しい世の中になっているのですから、指摘することはしっかり指摘し、きちんと正すべきところは正すと言う姿勢が大切だと思います。

顧客の希望を無視した保険販売は見直されるべき

ビッグモーター社は中古車販売業ですが、中古車業界も過当競争状態で、車の販売額を上げることが難しくなっています。
そのため、損害保険販売手数料が収益力向上のカギとなっています。

損害保険代理店には、他の事業を行う兼業の代理店も多くなっています。
そして、複数の損害保険会社の保険商品を扱っている代理店も多いため、手数料の高さで商品を販売しようとする気持ちもわからなくはありません。
しかし、あくまでも顧客の希望が優先されることが大切です。

「罰金制度」というどちらかと言うとネガティブな運営ではなく、「表彰制度」のように営業に携わる人がポジティブになれる運営の方が、働く人も気持ち良く営業に専念できるのではないでしょうか。
その方が契約の増加、収益性の向上に繋がるように思います。

また、たとえ競争原理を働かせるためであっても、モラルやコンプライアンスは遵守しなくてはなりません。
そして、損害保険会社も代理店も馴れあいの関係になるのではなく、お互いに正しいことをやっているかどうかをチェックし合う関係になることが望ましいと考えます。

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